8月15日(水)

朝、小説。

仕事。

山口で行方不明になった2歳の男の子が救出される。

発見したのは大分からやって来た78歳のボランティアの男。

上っ面ばかりのボランティアとは一線を画しているのが、その態度の端端から分かる。

この力強い老父を見ていると、何故だか敗北感を感じる。

それから、言葉の無力さ。

いや、そうではない。言葉は無力ではない。言葉を侮ってはいけない。

あからさまな手助けではなく、眼に、形に見えない、精神の救済を欲している人間がごまんと居る。

とはいえ、自分が何か力になれる、なんて傲慢な気持は更々ない。

ただただ、ひたすら書く、それだけ。今の自分はその程度のレベルにしかない。